【首都高バトル Steam版】──あの夜を、もう一度走れる日が来た。

かつて深夜の首都高を駆け抜けた男たちへ──。 あの伝説のレースゲーム「首都高バトル」が、ついにSteamで蘇った。 現実のNSXオーナーであり、元ロックミュージシャンの俺が、 令和に再び“走り屋魂”を燃やしたプレイレポートをお届けする！

あの排気音が、令和に蘇る。

正直、涙出たね。Steamのライブラリに「首都高バトル」の文字を見た瞬間。 あの排気音、あの緊張感、そしてあの東京の夜景。 20代の頃、ギターの代わりにハンドル握ってた夜を、 まさか令和の今になってもう一度味わえるとは思わなかった。

俺？ 現実ではNSXオーナー。ホンダ党の中でもちょっとヤバいやつ。 かつてはロックミュージシャン、今はデザイナーでコンサルやってる。 でも結局、俺の中で一番燃えるのは“深夜の首都高”なんだよ。 音もなく流れる都会の灯り、レブリミットギリギリまで引っ張る感覚。 あれは音楽にも似てる。BPM200のメタルリフみたいな加速感だ。

Steam版の完成度、ただ者じゃない。

今回のSteam版、グラフィックは今風じゃないけど“味”がある。 道路のつなぎ目の「ガコンッ」って感触、 首都高特有の微妙な揺れまで再現されてて、思わずニヤける。 昔はポリゴンの街だったはずなのに、今見ると妙にリアルなんだよ。 「俺たち、こういう夜を走ってたんだな」って、胸が熱くなる。

操作性も当時の“硬さ”をいい感じに残しつつ、 現代のコントローラーでもストレスなく楽しめるようになってる。 特にハンコン対応が最高。気づいたら夜中の3時に 「湾岸線C1行くか…」ってつぶやいてる自分がいる。 この中毒性、やっぱり首都高バトルは別格だ。

しかも、俺のリアル愛車──フォーミュラレッドのNSXも登場。 画面の中で同じ赤を選んだ瞬間、鳥肌が立った。 “現実とゲームの境界が溶ける”って、まさにこの感覚だ。

走り屋魂は、歳じゃ消えねぇ。

SNSでドライブ動画が溢れる時代だけど、 本物の“バトル”は、やっぱりこのゲームの中にある。 誰かと比べるんじゃなくて、自分のライン、自分のリズムを信じて走る。 それが首都高バトルの真髄だ。

今は真面目に仕事して、スーツ着て会議にも出る。 だけど夜になると、やっぱりハンドルが恋しくなる。 エンジンの鼓動が、まだ俺のリズムを刻んでる。

Steam版『首都高バトル』は、 あの頃のアドレナリンを再点火してくれる最高のトリガーだ。 今夜も走るぜ、東京の闇の中で。 お前のライトが、俺のバックミラーに映るなら──勝負だ。

執筆：某長身イケメンデザイナー（現実NSXオーナー／元ロックミュージシャン）